101回目のお客様

ラ・サンテには10年前の開店間もなくから、来ていただき今年の1月で、
100回目になるご夫婦のお客様がいます。つい先日もお見えになったので、
もう101回目です。1年のうち約3ヶ月はヨーロッパを旅をされるているので、
月1以上のペースで、コンスタントに通っていただいています。
開店当時まだまだ、未熟だった僕の料理を今に至るまで、大きな心で
見てきていただいた方でもあります。
第1回目から現在までのメニューをすべて保管してらっしゃいますし、
食べきれなかった時はすべてお持ち帰りになるなど、食事をとても大事されます。
メニューから好みのものを選ばれて、食事をされたのは最初の5〜6回ほど、
その後はこちらのおまかせでお出しするか、次回は鴨を食べたい、魚にしてほしいなど、
リクエストをされます。その日のために考え、作り喜んでいただき、
定番に昇格した料理もあります。
(時には新作のテイスターでご意見番の場合もありますが・・・)
お好きなもの、苦手なものはほとんど、把握しているので、
最近では僕もほとんど迷うことなく気持ちよく料理を仕上げています。
すべてのお客様同じようにお作りできれば、きっともっと多くのお客様に喜んで
いただけるのでは、と思う反面、不特定多数のお客様を相手にしなければ
ならないレストランとしては、”ラ・サンテの味”を召しあがっていただき、
喜んでいただかなければなりません。
毎日、それぞれのお客様に、1皿、1皿、その方のために気持ちを込めて作ることを
101回目のお客様をはじめ、たくさんの方から教えていただきました。

(2005.02.10記)


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