2005年・モロッコ&フランスの旅

〜モロッコ編・・・クスクスのルーツを探る・6・はこちらから〜

〜モロッコ編・・・クスクスのルーツを探る・5〜


モロッコは有史以来、ヨーロッパ、アフリカ、アラブをつなぐ交易の重要な役割を
果たしてきた国で、その結果ベルベル&アラブ文化をベースに
各国のエッセンスが加わり、多彩なミックスカルチャーが育まれました。
そんなモロッコのバラエティに富んだもろもろが集約された街が”マラケッシュ”です。
そのマラッケシュのメディナ(旧市街)の中心が”ジャマ・エル・フナ広場”。
通称”プラス・ジャマ”ここには、蛇使いや口から火を吹く曲芸などの
パフォーマンスを繰り広げる大道芸人がいたり、夜には広場いっぱいに
屋台が並び、モロッコの中でも極めつけにエネルギッシュで、
エキサイティングな場所です。
ちなみにこの街のメディナは1985年に世界遺産に登録されています。
当店のあるお客さんが20年前にマラケッシュに行った時は、本当に命がけだった。
それだけ治安が悪かったという話をしてくれましたが、
当時よりも内政が安定して治安も良くなったのか、思ったより安全です。
ただ、人々の生活はそんなに豊かではないようです。
モロッコの人々は被写体になる=お金がもらえる・・・。
そんな感覚があるようで、もし蛇使いや踊りの大道芸人を近くで撮ろうものなら、
場末のぼったくりキャバレーよろしく、
どこからか身体の大きな用心棒 が出てきて、
なに断りもなく、写真を撮っている!!金を出せ!!となるようです。
馬鹿らしいので、遠巻きに撮っています。



日が暮れる前の人が集まり始めたプラス・ジャマと屋台の色とりどりの料理。

夕方になると屋台が次々とできはじめ、いったいどこからこんなに人が来るのかと、
いうくらいたくさんの人間が集まってきます。いたるところに大道芸を囲む輪ができ、
屋台のそばでは呼び込みのお兄ちゃんがしつこく付きまとってきます。
たくさんの屋台にはそれぞれ番号がついていて、後で来るからというと
うちは23番だから、うちは39番だから覚えておいて!といいます。
色々な国の言葉で呼び込みが行われ、僕たちが日本人だとわかると、
こんにちは〜、いらっしゃい〜、トヨタ〜、サムライ〜、
知っている日本語を矢継ぎ早に話してきます。極めつけはオダユージ〜、
織田裕二はモロッコでも有名人でした。




左上からどこの店にいっても必ず最初に出てくる、アラビアパンと
スパイシーなトマトソース。鶏のタジン。羊のソーセージとブロシェット。(ケバブ)


タジンはモロッコ人が毎日食べている煮込み料理。
この鍋はハクション大魔王に出でくるような
三角帽子状の蓋があるものでこれ自体をタジンと呼び、
この鍋で作る料理は一応、何でもタジンと呼ぶみたい。
やわらかく煮た鶏と野菜はやさしいカレー味であっさりしているが、
塩味がしっかりしたオリーヴがたくさん入っていて全体の味を引き締めます。
羊のソーセージはぷりっとして見た目よりおいしい。ケバブはそのままでもいいが、
串からはずして、アラビアパンに辛いトマトソースと一緒にはさんで食べるのが、
モロッコ流。周りを見るとどこの屋台も満員。民族楽器の音や人々の
にぎやかな声が聞こえる中、 疲れを知らないマラケッシュの夜は更けていきます。