2005年・モロッコ&フランスの旅

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〜フランス編/1はこちらから〜

〜フランス編/2・・・コニャック・ヘネシーとスーパーマーケット〜



街のいたるところにこんな看板が


翌日はエリックの粋な計らいでポアティエから車で約2時間の
コニャックへみんなで小旅行です。
コニャックはまさしくフランスを代表するブランデー”コニャック”の街です。
街中の建物の壁などには、日本でもお馴染のコニャックのブランド名が
あちらこちらに掲げられています。
ビストロで軽くランチを済ませ、街中を散策すると
建物の屋根や塀はいたるところ黒ずんでいるのに気が付きます。
これは300年以上の歴史あるコニャックの何万という樽からの蒸発する
アルコール分が街全体に黒いカビを養うからなのです。
”エンジェルズ・シェア/天使の分け前”
(仏語でLA PART DES ANGES/ラ・パー・デザンジュ)と呼ばれるこの蒸発分、
1年目は4%、2年目からは平均2.5%に達し 、
10年間で樽の中身は4分の3に減ってしまいます。
コニャックの空の上の天使たちは底抜けの大酒飲みなのです。


歴史を感じさせるヘネシーの醸造所

さて、僕たちが訪問したヘネシーの醸造所は規模も大きくたくさんの見学者が
大型バスで乗り入れています。
1時間おきに醸造所内のガイド付き見学ツアーがあります。
新しいブティックの前のシャラント川を挟んで対岸にボートで渡り、
醸造所の中に入ると例の”天使の分け前”の心地よいコニャックの香りが漂ってきます。
分かりやすいようコニャックに使われる葡萄の種類(おもにユニブラン)、
熟成させる樽の製造方法、16世紀から続くアランビック(銅製のスワンネック)による
2段階蒸留法のなどの説明があり、歴史を感じながら
一連の高度な技術や近代設備が見学できます。
約30分の見学、7才のエメと5才のアリスも一緒でしたが、
最後の方は天使のいたずらで少し酔っ払っていたかも・・・。



左)静かに眠る1972産のコニャック
右)昔のアランビック蒸留器


見学後はまたボートで対岸のブティックに戻り、テイスティングです。
「コニャックは単なる蒸留酒ではなく、原料のワインのエッセンスが
活かされたオー・ド・ヴィーであり、
蒸留前のワインの心地良いアロマを損なわず保っている。
オー・ド・ヴィーを1リットル作るのに、9リットルのワインが必要となり
蒸留直後はクリスタルのように澄んだオー・ド・ヴィーで、
長期間の自然の樽熟成を経てコニャックになっていく。」
そんな説明を思い出しながら、何種類かのコニャックをテイスティングします。



左)テイスティングの様子
右)ブティックにあったサヴィニャックのポスター(当店に飾ってあります)


テイスティング後は、また、街中を散策しながら帰路へ。
帰ったら、夜は何を食べる?という話になり、
あゆみちゃんが一応、簡単にチーズフォンデューをしようと思って
用意してあるということでしたが、みんなそんなに食べれないね、ということで、
じゃあ、僕が簡単なオードヴルを作るからスーパーに寄ってよ!
ということで近くの大型スーパーのルクレールへ。
フランスの郊外のスーパーは日用雑貨も豊富で時間があれば
ついつい長居してしまいます。やはり美食の国。食料品売り場が一番楽しいんですよね。
買う予定がなくてもついつい、色々目移りしてしまいます。


左)コンパクトながら色々と便利なスーパーマルシェ”ルクレール”
右)日常ワインから高級ワインまで揃うワイン売り場



左)新鮮なフルーツと野菜たち
右)もちろんフロマージュも

スモークサーモンや野菜やソーセージなどを適当に買います。
そうそう、スモークサーモンの横にはフランスでもヘルシーブームか
小さな握りずしが置いてありました。それと、酒売り場にはヘネシーXOが、
ヘネシーの本店ブティックの約半額で売っているという日本でもありがちな珍現象も発見。

エリック宅へ着くとさっそく料理にとりかかります。勝手に冷蔵庫をあけて、
これも使える、これも美味しそうなどと色々買ってきたものに
加えて思いつきで何品か作ります。


簡単なオードヴルの出来上がりです。


左から時計回りに
スモークサーモンとハーブ入りチーズ
レタスとトマトのサラダ
ソーセージとじゃがいもとプラムのサラダ
ズッキーニーとマッシュルームとグリュエールチーズのグラタン


約1日がかりのコニャック訪問。お兄ちゃんのエメは疲れて寝てしまいましたが、
妹のアリスは夜10時でもとても元気。
ワインを飲みながら子供たちのこと、10年以上になるフランスでの結婚生活のこと、
僕たちの店のこと、夜遅くまで話は尽きることありませでした。


いつもおちゃめなアリス



(2006.03.10記)

〜フランス編/3に続く〜




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